キャバクラで働いていると、男性には様々な好みがあるのだということがわかります。
たとえば清楚なキャバ嬢が好みな方もいれば、お姉さんっぽい雰囲気が好きな人もいて、好き嫌いは千差万別です。
なかでも派閥が分かれるのが「素人っぽい子が良い」という意見と「プロっぽい子が良い」という意見。
キャバ嬢は、適度にあか抜けない雰囲気を魅力にしている女性と、その道のプロとして生きている女性の2種類に大きく分かれます。
しかしどちらか一方に軍配が上がるとしたら、それは「素人」の方でしょう。
一体なぜ、キャバ嬢には素人性がもとめられるのでしょうか?
キャバクラに来るお客さんの多くがもとめる「素人感」。
わざわざお金を払っているのにもかかわらず、一般女性と変わらない雰囲気を求めるのは、一体なぜなのでしょうか?
その理由を紐解く鍵は、キャバクラならではのサービス内容、そしてその歴史にあります。
キャバクラのサービスは、男性相手の接客、あるいは接待です。
キャバ嬢はお酒を作って、お客さんとおしゃべりをするのが仕事。
とはいえ、ただ喋ることだけを目的に訪れるお客さんは、そう多くありません。
ほとんどのお客さんが、キャバ嬢との疑似恋愛を楽しむために来店します。
この疑似恋愛とは、お客さんとキャバ嬢という立場でありながら、時として恋人のような距離感で接するというもの。
あくまでもキャバクラのお店のなかでだけ、親密に接することが許されます。
その独特の世界観において、「お仕事でやっている」という感覚は邪魔になります。
水商売の雰囲気が強すぎると、「あくまでもお仕事ではなしてくれているだけなんだ」と多くのお客さんは虚しくなります。
ゆえに水商売っぽくない、素人っぽいキャバ嬢が好まれるのです。
そもそもキャバクラには、「素人」への需要から始まったという説があります。
オイルショック以降の不景気により、銀座や赤坂といった高級街のキャバレーやクラブが低迷した70年代から80初頭。
格式高い高級なサービスよりも、気軽に楽しめる形態のお店が人気になりました。
そのとき、求められたのが「女子大生」のような素人感です。
近所にいるお姉さん風の素人っぽさが受ける時代。たしかにそのころのキャバクラの多くが、「ホステスは全員素人の女子大生」を売り文句に掲げて営業を展開していた。キャッチフレーズは「3回通えばデートもできる」。なるほど「キャンパス+クラブ」説が説得力を増してくるわけである。
「キャバクラ」の成り立ちは「女子大生が仕切った不夜城 | AERA dot.
その名残なのか、最適化されたのかはわかりませんが、今もなおこうした気風が継承されているのはたしかです。
いかがでしたか?
今回はキャバ嬢に求められる「素人感」についてお話いたしました。
キャバクラのサービスや歴史をみると、初々しさが求められる理由がよくわかります。
しかしキャバクラはあくまでもお仕事です。あか抜けないままでずっと売れ続けるほど甘い世界ではありません。
「若さ」や「幼さ」をいつまでも売りにしていると、年齢を重ねるごとに売れ続けるのが難しくなります。
それらの需要を理解し、利用しながらも、戦略的に立ち振る舞う必要があるといえるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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