ビンダという言葉をご存知でしょうか。
キャバクラやホストクラブなどの夜の世界で使われる専門用語ですが、その意味や行為には注意が必要です。
この記事では、ビンダの定義から由来、そしてメリットとリスクまで詳しく解説していきます。
目次
ナイトワークの業界で頻繁に耳にする「ビンダ」は、シャンパンボトルを口に当てて一気に飲み干すパフォーマンスのことを指します。
キャバ嬢やホストが行うことが多いですが、時にはお客様も挑戦することがあります。
「直瓶」という別名でも知られています。
ビンダという言葉の起源には諸説ありますが、有力なのは以下の二つです。
一つ目は、一気飲みの際に周囲が歌う「リンダリンダ」から派生したという説。
二つ目は、「ボトルからダイレクトに飲む」という意味を短縮したものだという説です。
健康面でのリスクが高いビンダですが、キャストにとってはいくつかの明確なメリットがあります。
ここからは、ビンダを行う利点について掘り下げていきましょう。
ビンダは、多くの場合お客様のリクエストによって行われます。
特にホストクラブでは、女性客からのビンダ要求が多いようです。
お客様の要望に応えることで、満足度アップに繋がります。
キャストは、お客様を喜ばせるためにビンダに全力で挑みます。
キャバクラはある程度、体を張ることが必要な職業です。
特に派手なお客様が多いお店の場合は、パフォーマンスとして行う場合があります。
夜のお店では、お客様を楽しませることが何よりも大切です。
その点、ビンダは場の雰囲気を一気に盛り上げる効果抜群のパフォーマンスと言えます。
お酒が進んだ状態でのビンダは、さらなる盛り上がりを生み出します。
時には、キャストが自発的にビンダを行い、場の空気を変えることもあるのだとか。
とはいえ、その場がいくら盛り上がっても、気分を悪くして倒れてしまっては興醒めです。
場の雰囲気に流されず「今日は飲みすぎたかも…」という時は無理をしないことが重要です。
ビンダは、売上増加の手段でもあります。
ビンダにはシャンパンが不可欠であり、その時点で1本分の売り上げが確定。
さらに、ビンダ成功後は他のお酒のオーダーにも繋がりやすく、売上アップに直結します。
お客様との関係性が深まり、指名に発展することもあるそうです。
ビンダにはメリットがある一方で、無視できないリスクも存在します。ここからは、ビンダの危険性について詳しく見ていきましょう。
ビンダは、翌日の二日酔いを引き起こしやすい飲み方でもあります。
大量のアルコールを一度に摂取することで、体内にアルコールが蓄積されやすくなるのです。
キャストの場合、ビンダ後も接客を続けるため、さらなるアルコール摂取で二日酔いリスクが高まります。
次の日も出勤がある際にはできる限りやりたくないものです。
ビンダは、非常に悪酔いしやすい飲み方です。
普段お酒に強い人でも、シャンパンの一気飲みは体に大きな負荷をかけます。
シャンパンのアルコール度数は11~12.5%が平均だと言われています。
750mlのボトルは6杯分に相当し、これを一気に飲むのは危険です。
度数のお酒を短時間で大量に摂取することで、悪酔いのリスクが高まるでしょう。
急性アルコール中毒のリスク
ビンダの最大の危険性は、急性アルコール中毒の可能性です。
アルコールの過剰摂取により意識障害や呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。
アルコール耐性には個人差があり、普段平気な人でも体調次第で急性アルコール中毒を発症する可能性があるのです。
ビンダは命に関わる危険な行為であり、自身の健康を最優先に考えるべきでしょう。
シャンパンを一気飲みするのは想像以上に大変な行為です。
そのため、ビンダを少しでも楽にするテクニックが存在します。
代表的なのは、炭酸を抜くことと、タオルを使うことの二つ。
炭酸抜きは、開栓直後のシャンパンを箸などでかき混ぜて炭酸ガスを減らす方法。
炭酸が無くなれば、飲む際に少し楽になるでしょう。
タオルは、こぼれたシャンパンを素早く吸収するのに役立ちます。
おしぼりやタオルにこぼしたふりをして、飲む量を少し減らすことができます。
いずれもお客様に見つからないようにやるのがポイントです。
「ビンダ」とは、キャバクラやホストクラブで行われるシャンパンの一気飲みパフォーマンスを指す言葉です。
お客様を喜ばせ、売上アップに繋げる効果がある一方、急性アルコール中毒などの重大なリスクも伴います。
キャストにとって、ビンダは諸刃の剣と言えるでしょう。
自身の健康を守るためにも、ビンダを行う際は細心の注意が必要です。
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