キャバクラのお給料は通常の時給に“バック”がプラスされます。
バックとは頑張りに応じて加算される時給以外のお給料のことで、ドリンクバックや同伴バックなど様々な種類があります。キャバクラでお仕事をするうえで、必ず覚えておくべきシステムです。
この記事ではそんなキャバクラのバック制度について、種類や金額の相場、バックで効率よく稼ぐ方法など詳しく解説していきます。
目次
「キャバ嬢は稼げる」というのは間違いないのですが、詳しいお給料の内訳については知らないという方も多いのではないでしょうか?
キャバクラのお給料は
時給+バック-雑費(引かれもの)
という形式になっています。
時給が高いと稼げるのは当然として…「バック」もお給料に関わる重要な要素の一つです。さて、バックとはどのような制度なのでしょうか?
バックは簡単にいえば、お店の売り上げから一部がキャストに還元されるという制度です。指名やボトルを注文した際にお客さんから頂戴した料金から、いくらかがお給料に上乗せされます。
キャバクラでたくさん稼いでいるキャバ嬢は、大抵がバックによって高額な給料を受け取っています。稼ぎたい方にはぜひ注目していただきたい制度です。
バックはキャバ嬢の稼ぎに直結します。ある意味時給よりも重要といっても過言ではないほどです。
たとえば時給3,000円のキャバクラで月20日働いたとします。仮に1日5時間働いたと想定すると、時給で得られるお給料は30万円です。意外と普通と思った方も多いのではないでしょうか?
では月100万円稼いでいるキャバ嬢はどうしているのでしょう。
時給が良いお店に移籍する……のもアリですが、稼いでいるキャバ嬢の大凡がバックの恩恵を受けています。バックで時給で得られる給料を上回るレベルの金額を稼ぐことができれば、単に時給が高いお店に移るよりはるかに高い金額を稼ぐことができるのです。
このように「稼ぐ」うえで重要なバック制度ですが、お店によって、または女の子によって細かい事情が異なっているので注意が必要です。
たとえばお店によって採用しているバックが違ったりします。たとえばドリンク料金の一部が貰える「ドリンクバック」や同伴すると貰える「同伴バック」に関しては、ほとんどのお店が採用しています。しかし休まず出勤したキャストが受け取れる「皆勤バック」や、ヘアメイクをしてきたら貰える「セットバック」など、独自のバック制度を行っているお店も多いのです。
バックが細かく設定されており、バックによって還元しているお店もあれば、同じ分時給が上がりやすいようにしているお店もあります。時給アップするタイプのお店についてはこちらの記事をご覧ください。⇒「大阪のキャバクラ求人、時給・お給料が上がる「スライドシステム」とは?」
またキャストごとにバックが異なる場合もあるので注意が必要です。
たとえばある女の子はボトル料金の10%のバック率なのに、ある子は30%になっている……なんてこともよくある話。お店が同じでも女の子のランクや店舗への貢献度によって差があるため、キャスト同士でバック率の話をするのはタブーとされています。
バックには様々な種類があります。たとえばドリンク・ボトルバック、本指名・場内指名バックなどが有名ですが、なかにはフードバックや売り上げバックなどあまり知られていないものもあります。
ここからはバックの種類とその相場について詳しく解説いたします。
ドリンクバックはその名の通り、お客さんにドリンクを注文してもらうことで貰えるバックです。
キャバクラにはハウスボトルと呼ばれるシステムがあり、セット料金に含まれているためお客さんであれば自由に飲むことができます。これに対し、キャストが飲むお酒は追加注文という扱いになります。
ドリンクバックはキャストが飲むお酒やドリンクにかかるバックで、大体がドリンク料金の10%程度です。1杯につき200~300円くらいが相場となっています。
お客さんがハウスボトル以外のボトルを注文すると発生するバックです。
ボトルバックは各種バックの中でもっとも稼げるものとなっています。なぜならボトルは高価な場合が多く、またバック率も他のバックに比べて高いからです。
ボトルバックの相場に関してははっきり「これくらい」とは言えません。ボトルの値段もピンキリですし、同じ店でもボトルのランクごとに10%~30%とバック率に波がありったりと、貰える金額の変化が激しいからです。
お酒など飲み物に関する「ドリンクバック」「ボトルバック」のオマケとして用意されていることが多いのがフードバックです。
フードバックはその名の通りお酒のおつまみや料理に関するバックで、料金の10%くらいのところがほとんどです。設定されていないお店もあります。
フードメニューはそれほど高額ではないので、おねだりしやすいのが特徴です。
本指名バックは文字通り、本指名を貰うと発生するバックです。
本指名とは、目当てのキャバ嬢が決まっているうえで来店された場合の指名のことをいいます。指名料金の半分がバックとなっていることが多く、キャバクラのバックの中ではもっとも還元率が高いものとなっています。
相場は500円~3,000円です。1セットにつき1回ぶんのバックが発生することになるので、延長するともう1セット追加で貰えます。例えば本指名バックが1,000円なら、延長されると2,000円のバックを受け取れるということです。
場内指名バックは文字通り、場内指名を貰うと発生するバックです。
場内指名とは、フリー客が指名する女の子をお店に入ってから決める際の指名のことをいいます。本指名よりも貰えるバックの金額は落ちますが、初心者でも狙いやすいバックです。
相場は500円~1,500円です。こちらも本指名と同じく1セットで1回分のバックが発生します。
同伴とは、お客さんと食事等を楽しんでから一緒にお店に入ること指す業界用語です。同伴ではお店の外でお客さんと会うので時給は発生しませんが、その代わりバックが発生します。
同伴バックの相場は大体2,000円~5,000円ほどです。
お店にとってのメリットが大きいため、貰える金額も高めに設定されています。
売上バックは、指名してくれたお客さんがはたった金額の一部が還元されるというバックシステムです。一部のお店で採用されており、お給料を上げるための重要な要素だと言えます。
相場は売上の10%ほどで、貰える金額には差があります。
キャバクラにはたくさんのバックがありますが、「バック率」を上げると金額が上がって効率よく稼げるようになります。
どうすればバック率を上げればいいのでしょうか?
お店によりますが、大半がキャスト個々人の頑張りを見たうえで判断する場合がほとんどです。
ここからはバック率を上げるためにすべきことについてお話していきます。
重要なのはお店からの評価です。本指名が多いキャバ嬢はお客さんを多く持っているため、お店への貢献が評価されて優遇される傾向にあります。
なかでも「時給が上がる」お店と「バック率が上がる」お店に分けられ、時給に変化はないもののバック率が上がって稼ぎやすくなる場合があります。
同伴はお客さんと食事をしてから一緒にお店に向かうため、客足が少ない19~20時の間にお客さんを連れていくことができます。
お店からするとそのような時間帯にお客さんを呼べるキャバ嬢はありがたい存在です。なので同伴を沢山こなすことができるキャストは、時給アップやバック率アップなどの還元が受けられる場合があります。
フリーのお客さんの多くは酔った勢いで訪れるので、次また来てくれる確率は低いです。キャバクラではそうしたフリー客をいかにしてリピーターに変えるかが重要なのです。
フリーのお客さんを延長まで持っていったり、再度の来店につなげることができるキャバ嬢はかなり重宝する存在なので、バック率アップなどの還元が受けられる場合があります。
いかがでしたか?
今回はキャバクラのバック制度についてお話しました。
バックはキャバクラで稼ぐうえでかなり重要です。時給が低くてもバックで稼ぎまくれば月給100万円も夢ではありません。とくに本指名のお客さんを増やせばバック以外の面でも多くの恩恵が得られるので、ぜひ頑張っていただきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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