キャバクラやクラブなどのお店では、定期的に”イベント”が開催されます。
イベントでは集客力アップによる新規客の獲得が期待でき、また既存のお客さんのマンネリ感が解消されるなどのメリットがあります。
この記事では、そんなキャバクラのイベントについて代表的な例をいくつかご紹介!
キャバクラに季節のイベントがある一番の理由は、行事にかこつけて集客を増やすためです!
ここからはそんな年間のイベントを、月毎に紹介していきます。
(お店によっては行っていないイベントもあるのでご注意ください。)
1月初旬は年始ということもあって、新年会等の利用が増える時期です。
繁忙期の一つに数えられることの多い月ですが、1月の後半は意外と目立った行事はなく、そのまま流れるように閑散期の2月に突入していきます。
新年一発目の大きなイベントが新年会です。豪華なお店だと、酒樽を用意して盛大に祝うというところもあるほど……どのお店も盛大に祝います。
年始のお祝いは年末のイベントと日にちが連続して開催され、キャバクラ業界において最も重要な稼ぎ時の一つとしても知られています。
団体のお客さんがたくさん訪れるので、新規のお客さんを獲得できるチャンスです。
2月はキャバクラ業界の閑散期です。年末年始はお金を使う人が多い分、その翌月はどうしても財布のひもが堅くなってしまいます。キャバクラだけでなく風俗やメンズエステも、このシーズンは売上が若干落ちるようです。
ですが、そんな時こそマンネリを避けるためにイベントを開催するお店がほとんど。特に代表的なイベントがバレンタインデーです。
客足が遠のく2月において、バレンタインデーイベントは欠かせない行事です。キャストからお客さんにチョコレートを渡す、というただそれだけなのですが、結構な集客が期待できます。
イベント前にお客さんに対して「バレンタインデーは来れる?」といった連絡を入れておくと、かなりの確立で来店してもらえるのでぜひお試しください。
こちらは北新地エリア限定のイベントです。毎年2月3日の節分前後に開催される仮装イベント「お化け」「お水汲み祭り」。「節分お化け」とも呼ばれるこの催しでは、ホステス達が本格的な和装や芸者、舞子などの衣装を身にまとい、お祭りに参加します。ナース服などのコスプレ衣装で参加するホステスも少なくありません。
お水汲み祭りは北新地エリアの書き入れ時となっています。
2月が閑散期なら、3月は離れていた客足が少しずつ戻ってくる月です。目立った行事はありませんが、だからこそこのタイミングでなんらかのイベントを行って差別化を図るお店も少なくありません。
ひな祭りをいまどき行事としてきちんと行うようなお店は少ないですが、たとえば「ひな祭りイベント」と銘打って割引したり、コスプレ衣装で接客を行うお店はそれなりに多いです。
とくに後者はキャバクラというよりはガールズバーでよく見られます。
卒業式のシーズンということもあり、制服で接客を行うといったお店も少なくありません。こちらも一般的なキャバクラというよりは、ガールズバーやセクキャバなどのお店に多いです。
年度初めの4月はお客さんを獲得する絶好の機会です。新歓などで利用されるお客さんが多く、新規の団体さんがたくさん訪れるシーズンなので客層に大きな動きがあります。
お花見イベントといっても実際に桜を見に行くわけではなく、その気分だけ味わうというイベントになります。団体割引などを行って新規の団体さんが訪れやすいように工夫するお店が多く、新しいお客さんを獲得する絶好の機会となっています。
キャバクラでは新規のお客さんに対して割引を行っているお店も少なくありません。
とくに新たな年度がスタートするタイミングの4月は、新規のお客さんがお得になるような割引・値引きを行うお店が数多くあります。新しいお客さんを獲得するチャンスです。
5月はなんといってもゴールデンウィークがあります。大型連休ということもあってお店が賑わいそう……と思う方も多いことでしょう。しかし、連休は規制する人も多いので、やや客足が遠のきがちなシーズンとなっています。
GWは少しお客さんが少なくなるシーズンということもあって、割引イベント等を一種の起爆剤として行っているお店が多いです。
大型連休は家族がいるお客さんなら規制や旅行に出かける可能性が大。なのでアプローチとしては独身の男性に営業をかけるのがポイントとなっています。
6月は祝日がないため、疲れがたまりやすい季節となります。祝日がないということは、すなわちイベントがないということでもあります。唯一イベントと呼ぶべき行事が父の日です。
父の日といってもお子さんがいらっしゃるお客さんに限ったイベントではなく、サラリーマンの男性に対してネクタイや文房具などのちょっとした贈り物をする……といった感じです。
キャバ嬢から心のこもったプレゼントを渡されると言われて気にならない男性はいません。そんなお客さんの心理を使ってお店に呼ぼうというのがこのイベントです。
7月は夏を感じさせる季節色の強いイベントが開催される月です。夏のボーナスの時期と被っているので、お客さんが若干増えます。そこから少しでも新規客の獲得ができるよう、各店舗様々な工夫を凝らしています。
七夕イベントでは短冊やそれを飾るための笹を用意したりするお店が多く、お客さんが参加できるようなイベントになっています。またキャストが浴衣を着て接客するなどの特徴もあり、浴衣姿目当てで来られる方も少なくありません。
海の日にちなんでキャストが水着になるようなお店が稀にあります。「稀に」と書いたのは、キャバクラでさすがにそこまで露出をキャストに強いるお店はほとんどないからです。セクキャバやいちゃキャバなどのお店に多いイベントといえるでしょう。
8月はキャバクラの閑散期です。二八(ニッパチ)という業界用語がありますが、2月と8月はキャバクラの売り上げが大きく減る月だと言われています。詳しくはこちら⇒「キャバの閑散期、「二八(にっぱち)」こそ実は稼ぐチャンスかも」
どうして売上が減るのかといえば、夏季休暇・お盆休みがあるため家庭があるお客さんのほとんどが帰省したり、田舎に帰ったりするからです。そのため、この時期にお店に来たくなるようなイベントを開催するお店はたくさんあります。
夏祭りイベント、または納涼祭りなんて名前で行われる行事ですが……基本的にはキャストが浴衣になるのと、ビールが安くなるくらいのものでほとんど七夕イベントと変わりないです。8月は閑散期なので、何事もこじつけたもん勝ちというものです。
閑散期の8月を抜けて、9月はそれなりにお客さんが戻ってくる月です。近ごろは9月といえどまだまだ暑い日が続きます。なので「帰宅前に一杯」というお客さんをいかに呼べるかがポイントです。
ビール無料(あるいは割引)などで帰宅前のお客さんを呼ぶためのイベントです。こういう「○○が安くなるる or 無料」のイベントがあると、営業でお客さんをお店に誘いやすくなります。
言わずもがな十五夜にちなんだイベントですが、そんなに凄いものでもありません。例えば小さいお皿にお団子を乗せてサービスとして出すなど、あくまでも一工夫といった感じ。お店によっては月のウサギにちなんでバニーガールなどのコスプレをするところもあります。
10月は何といっても月末にハロウィンがあります。キャバ嬢のコスプレ目当てに来られるお客さんも多く、またお店に呼びやすいイベントです。
しかしそれも月末のこと。基本的には他の月と変わらない印象です。
ハロウィンイベントはキャストがコスプレ衣装を着ることができるイベントなので、それを見たくて来るお客さんでかなりの稼ぎになります。日本でも「仮装」はかなり根付いてきているので、今後もっと盛り上がっていくと予想されます。
11月あたりから徐々に忙しいシーズンに突入していきます。11月は12月や1月ほどではありませんが、月末から徐々に忘年会での利用も増えていき、団体のお客さんでお店が盛り上がっていきます。
とはいえクリスマス前ですからあまり派手なイベントをしても準備が大変なので、小さいイベントをポツポツと行うお店が多いです。たとえば紅葉イベントは、オレンジ色の飲み物が飲み放題などお店にとってもあまり負担にならないイベントです。
日々働いてからお店に来られるお客さんを労うためのイベント。ボトル・ドリンク割引を行うパターンが多いです。正直やってるお店はかなり少ないですね。
ボジョレー・ヌーヴォー解禁にあわせ、ワインを特別価格で出すといったイベントです。どちらかというとワインをたしなむ層、若いお客さんよりは30代以上のお客さんをターゲットにした企画となっています。
12月はどの業界も繁忙期です。忘年会での利用も多いですし、クリスマスや年末イベントなどもありとにかく人が集まる月となっています。
1月は後半は若干人気が減ってしまいますが、12月は月を通してそこそこの集客があるので、キャバクラが一番儲かる月だといっても過言ではないでしょう。
12月のイベントといえば多くの方が思い浮かべるであろうクリスマス。キャバクラにおけるクリスマスは、お客さんからプレゼントを貰えるなどいろんな意味でメリットがあるイベントだといえます。
とはいえお客さんによっては予定がある方もいるので、前もって予定を探っておくのがおすすめ。
年忘れイベントといった感じの企画で、クリスマスと掛け合わせて行われるパターンも多いです。団体のお客さんがたくさん来られるので、1人辺りの単価の売上がかなり高くなります。
12月31日、大晦日の日にカウントダウンイベントを行うお店もあります。
月毎のイベントとは別に、不定期で行うイベントもあります。
例えば「誕生日イベント」「お店の周年イベント」「卒業イベント」がその代表例です。
キャバクラではキャストの誕生日にイベントを開催する場合が多いです。有名なキャストだと、その日だけで数百万円儲かる場合もあります。誕生日を迎えるキャストにとって大きな売り上げになるので、欠かせないイベントです。
お店の開業記念イベントです。お店が開業した日の場合もあれば、グループの開業記念日にイベントが開催されるパターンもあります。いずれもお客さんからしてみればあまり意味のないイベントなので、割引や飲み放題などの特典を付けて盛り上げるお店が多いです。
キャストがお店を辞めるタイミングで行われるイベントです。こちらも誕生日イベント同様、そのキャストのファンの方が集まるのでかなりの集客になります。
とはいえ、お店にとって主戦力だったキャバ嬢でなければ開催されないイベントです。また、辞める理由によってはイベントが開催されない場合も…。
いかがでしたか?
今回はキャバクラのイベントについて解説いたしました。
イベントは書き入れ時でもあり、またお客さんを呼ぶきっかけにもなります。ぜひイベントに乗じてお客さんを呼んでみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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